十二月三十一日

大晦日だよドラえもんを観なくなってどのくらい経つだろうか。通年暇だったオレも今年は12月から急に忙しくなった。通年暇なもんだから、今月も当たり前に暇だろうと思っていたので、嵐のような一ヶ月が、残り十一ヶ月が凝縮したように感じた。なので、一年を振り返るこのときになっても、出てくる出来事は12月のことだけである。 太田述正という面白い元役人を知ったのも12月だし、原僚の新刊を読んだのも12月、ワウペダルの購入熱が凄いことになって買ってしまったのも12月。そして、なんといっても新しい職を見つけられたのも12月だし、その切欠をくれた人に久しぶりにあったのも12月。そのお陰で足を向けて寝れない大恩人が三人になってしまったのも12月だ。本当に残り11ヶ月は何をしてたのか記憶が曖昧である。そういえば、ヤフオクをはじめたのも11月だか12月あたりだった。
オレの大好きな小説に、「人は生きているのか、生かされているのか」という考案がでてくるが、今なら確信を持って言える。人間は生かされてる。何に? それは父であり母であり、その友人であり、オレの友人である人達、それ以上に他者にである。
岸田秀は人間の自我は他人との係わり合いの中にのみ存在すると喝破したが、この二つって結局同じ事を言ってると、最近思えるのだ。なぜなら、オレの一年の思い出は12月に集中してると書いたが、記憶が確固としてあるのは、12月中は人との係わり合いが加速度的に増えたからで、その中で親父から受けた恩を、オレに返すっていって、職を世話してくれた粋な女社長に久しぶりにあって、自分だけではままならない事もちょっとした他人との新しい係わり合いで、動くことを知った。それも巡り巡った親父のちょっとした世話に大きな恩義を感じてくれていた社長とすれ違ったからで、そこに人間関係の妙味を感じるのだ。
そして、そう考えると生きて、生かされ、係わりあって、オレという自己の今が存在するんだと、岸田秀の考えを再確認したそんな大晦日の朝でした。

それでは、良い御年を。





十二月二十四日





危うく憤死するところであった。
マトリクス世界の住人と脳内で決着して事なきを得ました。カッコよすぎ('A`) 





十二月二十一日

オタうぜ〜〜〜('A`) 

いや、オレもオタクなんだけど、今まであったことがないレベルのアニオタと出合った。もうね、観てる量とかチェック入れてる量が半端無いの。現在製作進行中のアニメから、製作スタッフとか細かいレベルまでチェック入れてる猛者なわけですよ。
で、オレも一線は退いたがアニメは大好きだった自負があるから、話してみたらこれが全然合わないわけです。というか、応答可能な会話にならない。なんつ〜〜かね。話がね「面白かった」で終わるわけですよ。小学生の感想文を口頭で聞かされても面白くありません! そんだけの数のアニメ観てて、面白いor面白くない、以外の感想は無いのかと('A`) 
別に、互いに観てるアニメの事実確認しあって何となくそれで安心するなら、彼にとってそれはいいんだろうが、本当に好きなモノって、幾らでも喋れるし幾らでも書けるもんでしょう。なんか、そういうただ、アニメに関する知識が豊富なだけで、凄い嫌!!

彼「アレ観ました? 良かったですよねぇ」

って、もう、だから具体的に君は作中の「なに」に心惹かれたのか、もしくは嫌悪感を覚えたのかとオレは問いたい!!
なんかもう、イチイチ交話的な問いかけを行わないと話が繋がらないのがツライわ〜〜〜('A`) 





十二月二十日

映画版トランスフォーマーを観た。
いやぁ〜〜懐かしくて童心にかえ……れるわけねぇよ、あんなリアルコンボイ!!!

いや、面白かったッスヨ。マスタングのパトカーとかカッコよかったし。まぁ、別にこの歳になって変形する車観てどうこう思うことはないのだが、それより、割れた腹筋と車は何より大事だってことが勉強になりましたね。
だって、金属生命体の車を4000j(実質2000j)で購入しなかったら、主人公の冴えない少年が痛くて痛くてしょうがないんだもん('A`) 正直、蜘蛛に刺されなかったピーター・パーカーより痛い!!
4000jでどんな形にもなれる車と、グラマーなお姉ちゃんと付き合えた彼はかなりのラッキーマンですよ。
世の中、金か運か腹筋かって話ですよ。





十二月十九日

時限爆弾は刻々と己の仕事を開始すべく時を刻んでいる。回避不可能な爆弾……できる事はタダその一瞬の時を予測し被害を最小限にとどめることだけだ。
時を刻みだしてから奴はひたすらに食べた。着々と起爆の被害を拡大すべく火薬を溜め込んでいる。四日が過ぎ、どうやらオレは生き延びたようだ。まるでロシアンルーレット。誰がその最悪の瞬間に立ち会うのか、生き延びたオレは楽しくてしょうがない。

※あまりにはしたない話なので、抽象表現にとどめてみました。





十二月十五日

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/12/12/006/index.html

ゲームで映画的演出が可能になったら、日本産ゲームがアメリカ市場で通用するわけない。
ってどっかで出てた意見に思わず頷いてしまいました。ゲーム無宿人となって久しいが、最近友人とプレイしてるゲームでもやっぱりアメリカ産のFPSが面白かったもの。まぁ、映画的というよりハリウッド的といったほうがいいと思うが、子供の頃からプラトーンとかエイリアンシリーズとかシュワちゃんとか観てたオレみたいなのはドツボにハマるんだよなぁ。本当にあの頃の映画に登場しているプレイヤーの気分になれるんだもん、そら白熱しますよ。
そう考えると、ハリウッドってのはさぁ、アレは一種の強力な武器だと思う。視覚的な分かりやすさに今のところ勝る物は無いもの。あのクリエイター型の超オタク集団は('A`)

閑話休題

ハリウッドといえば、ケビ・コスナー主演の映画「守護神」を観た。凄い海猿っぽいと思った。海猿観たことも読んだこともないけど。
この映画、凄い面白い。しかし、面白いことは面白いんだけど、非の打ち所もない面白さというか、割り切れた面白さってのがあって、そういう面白さって、面白いけど何も残らないのであった。





十二月十三日



最近、良く聴くよね。デスノートにダニカル&スノーは黒歴史だが、ペンギンサーファーにゲットントップはナイスだと思う。映画館の最高級のサウンドシステムで聴いたときは正直ヤバかった。

ってか、こういうの聴いてるから、ギター弾いてても最近はワウでチャカポコしかやらなくなるんだ('A`) 





十二月十ニ日

かっぱなにさま♪ かっぱさま♪ ハイハイハイ♪
頭の中でリフレインがとまらないっす('A`) 

泊まりの用事があったので、暇つぶし用に本でも持っていこうと、久しぶりに本屋へ行った。何度も言うけど、AMAZONは便利だが出会いがないよね! 目的も無く本を探しに行くのは宝物を発見しにいくようで楽しい。
それで、テンション若干上がりながら、ぶらぶらしてと観てたら、とんでもないものを見つけてしまった。
原寮の新刊「愚か者死すべし」が並んでた。これはダメだ('A`) 暇つぶしに読むもんじゃない。購入したけど、寝れなくなるので、時間のあるときにのんびりと拝読しようと思います。
んで、更にぶらぶらしてたら、思わず立ち止まってしまった。芝豪著作のその名もズバリ! 「呂蒙」
三国志の呉国を背負って戦い、あの関羽を討ち取った知友兼備の名将「呂蒙」ですよ!! 男子三日あわざれば活目して見よ! の呂蒙ですよ。呂蒙って周愈とか陸遜に挟まれて、魯粛と同じく凄い地味なので、三国志関係の本を読んでも案外目立たない存在だったりする。短命だし。しかし、だからこそオレなんかは興味が湧いてくるわけで、大分前から呂蒙が主人公の小説を読みたいと思っていた。芝豪って誰?? って思ったけど、少し立ち読みしたら、ギトギトしてないアッサリ系の文体、購入用途に合致していたのでレジへGOして読んでみた。
三国志好きな人なら、新しい知見があるわけでもないだろうが、呂蒙を通して呉国がどういう体制で国営を行っていたのかって辺りが無難に語られていて面白かった。まぁ、オリジナルキャラはハッキリ言って不要だと思ったけど、そこは御愛嬌って感じで物語というより、遍歴を追いたいとか知りたい人、もしくは徐庶辺りが好きとかいう、通な人には結構お薦め。





十二月十日

メルギブソンはどんだけアメリカのタブーやトラウマに触れるつもりなんですか???
ってことで、アポカリプトを観た。作品事体はマヤ文明(アステカ混じってる感じ)がスペイン人に侵略される直前の話で、壮大な歴史絵巻と思いきや、実はアクション映画だった。だから、歴史の話を期待したオレなんかは最後の方で、実は四時間に渡る大長編映画で、これからマヤ崩壊が起こるのですな!! とかワクワクしてたらスタッフロール流れてガックリきてしまった。
だが、観終わった後に振り返ってみると、舞台となるのはユカタン半島で、ユカタンっていったら南アメリカあたりでしょ。映画では全然描かれてなかったけど、森で暮らす人達を奴隷にして虐殺してまわるマヤ人(?)を白人に置き換えるとですね、インディアン虐殺の歴史に重なって、凄い皮肉に塗れて観えちゃうのは……。きっとオレだけなんだろうなorz
穿った見方だけど、岸田秀は精神分析の手法で白人のインディアン虐殺が実は物凄い現アメリカのトラウマになってて、そこらへん認めちゃうと、○○○人とベッタリな各方面の方達は、ぶっちゃけ○○の○○○ー○○を批判できんのか? となるから、彼らは絶対にそれを認めない。で、その歴史を認められないから、常に自己正当化していかないとダメなんですよ。だから原爆落としても水に流して付き合ってくれる、日本が大好きなんですよ。という何だか良くわからないけど、面白い考察をしている。だから、そこらへんを読んだ後にアポカリプトを観ると、パッションでかなり過激な○○○人批判をやらかしたメルギブソンのことだから、虐殺者であるマヤ文明=白人、被虐殺者である森の人々=インディアンって置き換え可能で、アクション映画の体裁をしてるけど、要所要所に現代アメリカに対する、ほとばしる何かがチラチラと観えてくるわけだ。

まぁ! そんなのはオレの妄想ですが!!
普通に観るとメルギブソンって褌と理不尽な死を残酷に描くの大好きだねってなると思うよ。 





十二月八日

YOUTUBEの外国人のコメントが面白くてしょうがない昨今元気ですか〜〜??
i fucking love that song!!! 訳すとバカ好きだぜこの曲!!!! って感じかな。ちなみにアニソンのED(バラード調)の曲にこのコメが付いてました。どういうノリで聴いているのかとても観て見たい。

しかし、YOUTUBEの外国人のコメントも面白いが、向こうのSLIPKNOTいじりが面白すぎる。





アレか、日本で言えば聖飢魔Uにブルーハーツあわせた感じか。古いねオレ







こっちは秀逸だと思う。

しっかし楽しそうだな〜〜

ちなみに風邪を久しぶりにひいてしまい現在、頭が変です。
最近知り合った人が凄いメタラーな人で、ライブやるんで来ない? ってノコノコ聴きにいったら知人の前のバンドのハウリングが物凄くて、脳がやられた。演奏は好きだったけど、最低限のTPOは守るべきだと思う('A`)
次の日に風邪ひいたんで、密接な因果関係があるね。ハウリングと風邪には。

んで、メタラーな知人の演奏を聴きわかったことが一つある。日本人って根が真面目なのか、メタルやるにしてもイメージとか定型が先にあってそれをなぞろうとしている感じがする。例えると何々道とかそんな感じ。
だいたいにしてオレの言う音楽ってのはロックだとかパンクだとかメタルだとかミクスチャー何とかだとかラップだとかグランジだとか、そんな不健全な音楽を指すんだけど、その不健全な音楽を真面目にやられても困るわけですよ。勿論、本気でやるのは大事なんだけど、生真面目にピーーとかピーーとか放送禁止用語連発されても、釈迦の手のひらの上から抜け出せない孫悟空みたいなもので、最高に不健全な金さん銀さんとか牛魔王とは違うわけで、それのどこがROCKなのかと。主義主張は兎も角、やりすぎちゃって色んな筋から圧力受けてるRAGEを少しは聴いてくれと!!(結局ここにいきつく)
まぁ、不健全なことを真面目にやってもナンセンスなだけで、別に大人は困らないわけですよ。他のジャンルでもそうなんだけど、音楽って遊びの部分が多いんだから、練習は真面目にやっても、演奏は遊びでいいじゃない。って思うぉ。






A RECORD
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